「黒猫・白猫」のストーリー

ユーゴスラヴィアのとある田舎町。マトゥコ(バイラム・セヴェルジャン)は博打や儲け話に乗っては元手をスッてしまい、父親のザーリェ(ザビット・メフメトフスキー)に見限られている。起死回生の策として新興ヤクザのダダン(スルジャン・トドロヴィッチ)に貨物列車強奪計画を持ちかけるが失敗。困り果てたマトゥコは息子のザーレ(フロリアン・アイディーニ)をダダンの妹アフロディタ(サリア・イブライモヴァ)と結婚させる条件を飲んでしまう。ザーレは恋人イダからその話を聞かされるがどうにもできない。結婚式当日。ザーリェは孫息子の結婚を憂い、死んでしまう。ザーレはアフロディタに式から脱出するよう促す。花嫁不在で式は大混乱。参列者総出の捜索が始まる。逃げるアフロディタは道中、ノッポの男に助けられる。運命を感じたふたりはその場で結婚を約束。実はこの男の祖父はジプシー世界を牛耳る“ゴッドファーザー”。ダダンはかつて彼の見習だったので、ふたりの仲に口出しできない。“ゴッドファーザー”はザーリェとも旧知の仲ということも幸いし、晴れて二組のカップルが誕生。死んだはずのザーリェも生き返り、孫のザーレにヘソクリを託してふたりを祝福するのだった。

今日は映画何の日?

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