「ブラック・マスク 黒侠」のストーリー

近未来の香港。改造手術と洗脳。を施された無敵の戦士による特殊部隊“701部隊”はその存在を恐れた政府によって抹殺を図られたが、一部の者は逃れた。生き残りの一人、チョイ・チク(ジェット・リー)は図書官員になっていた。そんなある日、香港で4大マフィアが何者かに殲滅される。チョイのなじみの香港警察のシェク警部(ラウ・チンワン)が捜査に乗り出し、マフィア組織で生き残ったキン・カウ(アンソニー・ウォン)の元へ向かうが、そこを敵の一団が急襲。そこに全身黒ずくめの謎の男が現れ、シェクを救出。その正体はチョイ・チク。その夜以来、彼は正義の人ブラック・マスクとして活動を始めた。彼は謎の敵が過去の自分と同じ“701部隊”の生き残りの隊長(パトリック・ロン)に率いられる一団と知る。一味の中にはかつて教官だった時代の教え子ユーラン(フランソワーズ・イップ)の姿もあった。ユーランに正体を知られたチョイは危険を感じて図書館を辞めるが、敵の襲撃を受け、かねて彼に興味を抱いていた同僚のトレイシー(カレン・モク)を巻き込んでしまう。トレイシーをひとまずアジトに軟禁したチョイだが、そこをユーランが襲う。チョイは刺されて重傷を負うが、とどめをさせなかったユーランは隊長に抹殺された。トレイシーの看護で甦ったチョイは隊長らが警察署の地下をアジトにしていることをつきとめ、敵地に乗り込み、隊長と死闘を繰り広げ、見事敵を殲滅するのだった。