「一生、遊んで暮らしたい」のストーリー

大阪・岸和田に住むふたりの不良・リイチと小鉄は、個性溢れる(?)人たちが暮らすこの町が好きだった。ある日、それぞれ道子とみどりという女性と知り合ったふたりは、彼女たちと暮らし始める。リイチの愛した道子は、次から次へ男に抱かれては捨てられてきた不幸な過去を持っており、小鉄が愛したみどりはシンナー中毒の上、すぐに小鉄の子供を身ごもってしまう。そんな彼女たちとの同棲を機に、リイチと小鉄は真面目に働くことを決心した。だが、元々人の物をパチッたり喧嘩することしか能のない彼らは、結局女たちを働かせてばかり。せっかく金儲けを思いついても、町の暴れん坊・カオルちゃんに目をつけられる始末で、とうとう岸和田を逃げ出すハメになってしまう。道子とふたりで東京に向かったリイチは、しかしそこでの生活に馴染めず、すぐに岸和田に逆戻り。みどりを棄てて他の女と駆け落ちした小鉄も、彼女と生まれてくる子供のために、岸和田で商売を始めることを決心して戻ってくるのだった。ところが、みどりがトラックに轢かれてこの世を去ってしまった。傷心の小鉄に更なる追い打ちが襲う。道子の前で、ヤクザ者の清次が出所してきて、シマ内で無断で商売を始めたとして、小鉄の店を潰したのだ。更に、清次は道子を奪い返そうとして、リイチに喧嘩を仕掛けてきた。リイチと小鉄は、清次を倒すために立ち上がり、彼を討つことに成功する。だが、道子はリイチの元を去ってしまう。それぞれに辛い思いを味わったリイチと小鉄。しかし、彼らはまた未来に向かって突き進んでいくのであった。

今日は映画何の日?

注目記事