「悪魔の沼」のストーリー

テキサスの小さな町。クララ(ロバータ・コリンズ)は、ミス・ハッティ(キャロリン・ジョーンズ)の淫売宿を追い出されて、スターライト・ホテルに部屋をとる。崩れかかった建物のそばにある沼にはアフリカ産の鰐(クロコダイル)が棲息していた。クララが淫売宿から来たと知ると、ホテルの主人ジャッド(ネヴィル・ブランド)は怒り出し鋤で殺して死体を沼になげ入れる。鰐は大きな顎をあけ死体に食いつく。ロイ(ウィリアム・フィンリー)とフェイ(マリリン・バーンズ)の夫婦が、娘アンジー(カイル・リチャーズ)をつれてやってくる。ペットの犬を鰐に食われたショックでアンジーは半狂乱となり、部屋に運び入れ落ち着かせる。ハーヴェイ(メル・フィーラー)とリビー(クリスティン・シンクレア)父娘が、娘のクララを捜し求めてやってくる。ジャッドはクララが来たことを否認し淫売宿に行って見ろと示唆する。ハーヴェイは警察に行き、保安官ドワイト・マーティン(スチュアート・ホイットマン)の案内で、ミス・ハッティの淫売宿にゆくが、ここでも否認される。疲れたハーヴェイは1人ホテルに戻る。動顛していたロイはショットガンで鰐を射殺しようとする。ジャッドは、「やめてくれ」という頼みをきいてくれぬと知ると、大鎌をロイの首すじにぶち込む。ベランダの手すりをぶちやぶったロイの身体は鰐によって沼に引きづられてゆく。バス・ルームにいたフェイを襲って縛りあげ、それを見たアンジーを大鎌を持って追い廻す。アンジーは縁の下に逃げこむ。彼女の助けを求める声を聞いたハーヴェイが、耳をすましていると、ジャッドの大鎌が首にくい込む。ぐいぐい力を入れるジャッドとのたうつハーヴェイ。彼の死体も沼のなかに投げ入れられる。土地の若者バック(ロバート・イングランド)が恋人リネットを連れてやってき、部屋にひきこもり、愛撫を始める。が、フェイのたてる音にムードをこわされたバック。外に出て見ると少女の叫び声を聞きつけ、出所を調べていると、ジャッドに沼につきおとされる。リネットは大鎌を手にしたジャッドに追われるがからくも逃げきる。ホテルに戻ったリビーは縛られているフェイを自由にしてやる。ジャッドは鰐を縁の下に入れ、フェイを追い重傷を負わせる。逃げまわったアンジーは金網をのぼる。彼女を落そうと金網をゆらすジャッドを瀕死のフェイが沼につき落す。アンジーは無事たすかる。

今日は映画何の日?

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