「しあわせはどこに(1995)」のストーリー

トイレタリー工場の経営者フランシス(ミシェル・セロー)に安らぎはない。従業員のストライキ、そして冷たい妻ニコル(サビーヌ・アゼマ)。そんなフランシスに新たな難題が降りかかった。テレビに取り上げられた失踪中の男が、何とフランシスと瓜二つなのだ。身に憶えのないフランシスだが、激怒したニコルに工場を取り上げられ、家を追い出されてしまう。こうしてフランシスは失踪中の男になりすますことを決意した。数ヶ月後、工場が経営不振に陥り、ニコルは親友のジェラール(エディ・ミッチェル)にフランシスの説得を頼んだ。ジェラールはニコルと関係を持ってしまい、しぶしぶフランシスの許に向かう。素朴なドロレス(カルメン・マウラ)を妻に持ち、すっかり失踪中の男になりすましたフランシスだが、ドロレスの助言もあって失踪中の男の財産で工場を立て直すことに成功する。そんなフランシスを見直したニコルだったが、彼はドロレスの家庭に戻ることを決意する。ドロレスに全てを告白したフランシスは、失踪中の男が凶悪な強盗団のボスだったことを知る。生命の危機を感じたフランシスだったが、男が死んでいたことがわかると、自らの奇妙な運命と思いがけない幸せを噛みしめるのだった。

今日は映画何の日?

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