「るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 維新志士への鎮魂歌」のストーリー

明治11年、横浜見物にやってきた剣心とその仲間たちは、外国人水兵たちが暴れているのを止めようとしたことから、朱鷺という美しい娘と侍姿の男・時雨と知り合った。お互いに勝るとも劣らない刀さばきに、剣心と時雨はすっかり意気投合する。ところが、時雨はかつて明治維新前夜に討幕派の薩摩と長州を倒そうとした維新志士のひとりで、志士の中心的存在であった高槻厳達を斬った剣心とはいわば仇同士であった。そんな因縁で結ばれているとは気づかないふたりは、次第に親密になっていく。その頃、時雨は腐りきった明治政府を転覆させ、再び維新を起こそうともくろんでいた。エゲレス国賓来日の情報を得た時雨は、維新志士の残党らを集め、パレードを襲う計画を立てる。だが、陸軍幹部の田母野がその計画に便乗しようと考えていた。田母野は時雨の部下の加治木に軍の武器を横流して、その武器が使用されることで山県陸軍卿を窮地に追い込み、その後釜に座ろうとしている。時雨の不穏な動きを心配した朱鷺が剣心に相談したことから、剣心は時雨の計画の全貌を知った。パレード当日、エゲレス国賓が到着した迎賓館付近に隠れていた時雨たちは攻撃を開始し、警備の軍隊と壮絶な戦いを展開する。多くの血が流される中、剣心は時雨を説得して戦いを終結させたが、そこへ田母野が乱入し、問答無用で銃の一斉射撃を浴びせかけた。朱鷺を守ろうとした時雨は死んでしまい、怒り心頭の剣心は、田母野に渾身の一撃をくわえ、その身柄を後から来た山県陸軍卿に渡す。数日後、剣心たちは、時雨の遺骨を抱えた朱鷺が故郷へ帰るのを見送った。

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