「映画ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記」のストーリー

ドラえもんが持っていた22世紀の福引きの外れ券で美しい小惑星を手に入れたのび太は、生命のネジを使って、しずかちゃんたちとそこにおもちゃの街“ねじ巻き都市”を作ることにした。ところが、エッグハウスで育てていたおもちゃのブタのピーブが、落雷の影響で突然進化を開始する。ほかのおもちゃたちの指導者となったピーブは、やがて自分たちの手で街の建設を始めた。一方その頃、脱走中の凶悪犯・熊虎鬼五郎がねじ巻き都市に紛れ込んでいた。鬼五郎はエッグハウスで自分のコピーを作ると、ジャイアンが見つけた金塊を狙って山奥の湖に向かう。しかし、それは金塊ではなく形を自在に変えられる金色の怪物だったのだ。ドラえもんの不思議な力を知った鬼五郎は、ドラえもんを利用して怪物を退治させようとする。ところが、実はその怪物は、この小惑星に命を与えた“種まく者”であったことがのび太によって判明した。種まく者からこの星を楽園にするように言われたのび太は、おもちゃたちと力を合わせて、街を征服しようとする鬼五郎たちに戦いを挑み、見事勝利を収める。こうしてねじ巻き都市の平和は取り戻され、街をピーブたちに委ねたのび太たちは地球へ戻っていった。