「懐かしのケンタッキー(1919)」のストーリー

ブルー・リッジの山中に住む乙女マッジ・ブリアリーは酒の密造者ジョー・ローレイと許嫁の仲である。ジョーの父とマッジの父はかつて同じ密造者なるホレース・ホルトンと争って殺された。娘はブルー・グラッスから来た青年フランク・レイスンと恋に陥る。ホレースは変装して娘に近づきその財産を得ようとする時フランクはこれを遮ぎった。これを恨みとしたホーレスは、ジョーに向かいフランクは官憲の1人であると告げたので、密造の発見を恐れたジョーはフランクを危地に陥れるがマッジの助けるところとなった。年中行事の1つケンタッキーの大競馬が近づく。レイスンは持馬を出場させ、ほとんど同財産を賭けた。ホレースはフランクが我が娘バーバラを顧みぬのを怒り、厩に火を放たんとし騎手を買収した。これを知ったマッジは騎手の服を身に着け競馬に出場して勝利を占める。ホレースは官憲に捕えられ、愛に輝くマッジの姿はケンタッキーの霧の中に恋人レイスンの腕に抱かれていた。