「剣豪ランスロット」のストーリー

アーサー王(ブライアン・エイハーン)は北部の豪族レオグランが命令に従わないので、騎士ランスロット(コーネル・ワイルド)に派遣を命じた。そして見事グイネビア姫(ジーン・ウォレス)と侍女ビビアン(アーディエヌ・コリー)を得て帰還の途に就いた。その夜、ランスロットはグイネビアに恋は逃げられぬものと諦めさせようと試みたが彼女の魅力は逆に情熱に火をつけた。王妃の寝室で抱擁しているところへ、奸計を弄したモドレッドと王が踏み込んだ。王はグイネビアを火あぶりにするよう命じたが、ランスロットは逃亡に成功した。翌日の夜明け、ランスロットは一団の棋士を率いて姫を救い出し、自分の城にかくまった。そして王との戦いを余儀なくされた。だが忠義心の強い彼はあえて降伏し、グイネビアは尼僧院に送られた。追放中のランスロットは王国に内乱が起こり、リモレッドが王を殺して略奪を行っていることを知り、グイネビアの身も危いと悟ったランスロットは棋士の残党を集め、モドレット軍に総攻撃をかけ、壊滅させた。再びグイネビアに会った彼は、その尼僧姿に驚いた。彼女は罪の償いに、尼僧として一生を送るという。ランスロットは淋しく放浪の旅に出かけていった。