「剣侠時代」のストーリー

仏王ルイ13世は、臣下シャテルローを使わしてラヴダンのロクサランヌ姫の手を乞はしめた。これはこの結婚を成立たしめることによって姫の持つ莫大な財産を己が国に納め、併せて姫の父ラヴダンの伯爵を巳が味方となす所存からであった。が、シャテルローが、とても及び難きことを仏王に復命した時に、バルドリスは進み出て3ケ月以内に姫の心を捕えて見せると広言し、シャテルローに巳が領地全部を賭けての約束を結んだ。斯して、バルドリスはラヴダンの邸への途次、道に刺されたルネ・ド・レスペロンの瀕死の際に行きあった。レスペロンに変装してバルドリスは宿を求めたが、このレスペロンは叛逆者としてお尋ねものであったため、人々に追われ、バルドリスはラヴダンの邸に逃げ込む。ゆくりなくそこで彼はロクサランヌと顔を合せる。そして2人は互に恋し合う。が、姫のも1人の求婚者サン・テュースタシュは、姫にレスペロンこそはメルサク姫と婚約ある仲と告げる。そしてレスペロンと名のったばかりにバルドリスは獄に繋がれる身となった。彼はその身許を知られているトゥールーズに於て裁かれることを拒んだので、シャテルローによって裁かれることとなった。が、シャテルローは彼をば見知らぬ体を装って絞首の罪に当たると言い渡した。そして彼は絞首台にひかれて行った。時に仏王の行列が近づいた。斯くと見てバルドリスは最後の勇を振って死地を脱し王の救命を得た。その間、ロクサランヌはバルドリスの命助けたいばかりにシャテルローと結婚していた。バルドリスはシャテルローと決闘して彼を斃した。そしてバルドリスと姫とは王の祝福を得てかわらざる愛を誓った。

今日は映画何の日?

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