「刑事ニコ 法の死角」のストーリー

元CIA特殊工作員で、合気道の達人ニコ・トスカーニ(スティーヴン・セガール)は、シカゴ市警の腕利き刑事である。ある日彼は、行方不明の娘の行方を追って相棒の女刑・ジャクソン(パム・グリアー)とともに、怪し気なクラブ“ボゴタ”に乗り込み、チンピラを倒し娘を救い出した。やがてニコは、麻薬取引のネタを頼りに現場に張り込み、銃撃戦の末に偶然、高濃度爆薬を発見する。ところが何者かの圧力により犯人は釈放され、怒りに燃えるニコはジャクソンの協力を得て、独自に捜査を始める。そして彼に洗礼を施した神父のもとを尋ねたニコは、そこで南米からの難民の姿を目にした。数日後、協会で礼拝中のニコは、見覚えのある不審気な女の姿を目撃し、その瞬間彼女の残した紙袋が爆発、神父は非業の死を逐げる。神父が何かを知っていたのでは、と感じるそんなニコの様子をうかがう1人の男の姿があった。薬物による訊問の専門家ゼーガン(ヘンリー・シルヴァ)がそれで、ベトナム戦争中、彼はニコに殴り倒された因縁を持っていた。そして法の及ばない悪を倒すために、ついにニコは立ち上がった……。