「渓谷の乙女」のストーリー

ケンタッキーの山の中はウィスキーの密造と、仲の悪い家族の本場である。トリヴァー家とフェイリン家ともかねてから確執の間柄であった。が、その争いも役人ジョン・ヘールがこの山中へ来るようになっては、続けている事も出来なかった。トリヴァー家の娘ジューンは捕えられたジョンを恋しいと思うようになる。ジョンは自ら金を出して彼女に教育を与える。そのうち両家の争いは再び激しくなり、各々の家族は殺し合ったが、傷ついたジョンを介抱するジューンの真心は、かたくなな山の人々の心をも和らげて、やがてジョンとジューンの結婚する日が来た。