「クリスマス黙示録 Christmas Apocalypse」のストーリー

クリスマス・イブも近いシアトルで、日本人を標的にした連続爆破殺人事件が発生した。犯人はアメリカ国内の日本人抹殺計画“クリスマス黙示録”の信奉者と目されていた。FBI特別捜査官のサラは、容疑者・クリスの住所で発見した日本人少女・香織を保護する。そんな時、失踪した大企業家の令嬢を連れ戻すため日本の警察から派遣された杉村葉子がシアトルを訪れた。その令嬢とは香織のことであり、しかも香織はクリスの恋人でもあった。クリスは香織を取り戻そうとサラの車に爆薬を仕掛けるが、香織奪回には失敗し、続いてイブの夜の爆破と引き換えに香織の身柄を要求した。葉子は爆破殺人の被害者がすべて香織の関係者であることに気付き、クリスが香織への狂った愛に血迷って殺人を犯していると見抜く。FBIは農場での香織受け渡しの際にクリスを逮捕しようとしたが、クリスは香織と心中するつもりで、恐怖からパニックに陥った香織は誤ってFBIに射殺されてしまう。農場を爆破して逃れたクリスはもはや狂気の頂点に達し、イブ当日、葉子をさらってサラのアパートに監禁すると、サラが葉子の救出に向かった頃合いに、何も知らないサラの母親を連れて市内劇場のコンサートに赴いた。クリスはサラに電話して、劇場に爆弾を仕掛けたことを明かすと同時に、仕掛けた罠でサラたちを爆殺しようとする。爆破から逃れたサラと葉子は劇場に向かい、クリスを爆弾のある場所に追いつめた。葉子は香織のあとを追おうとするクリスを説得し、時限装置をギリギリで止めさせる。それでもクリスは死を望み、最後の抵抗をして射殺された。