「結婚春秋」のストーリー

ジョアン・トレヴォアは妖邪な性質の異母妹であるがために幸福を味わうことは殆どなかった。けれども妹ナタリーがパリに行き自らアランと恋を語るようになって、彼女の飢えた心は満足した。そうして結婚式の日になって、ナタリーはパリで離婚して帰って来た。ナタリーは姉の幸福が嫉ましかった。姉の幸福を破壊しようと決心した彼女は新婚旅行者を追跡して多勢の取巻連とともに邪魔をしに行った。新夫婦はやむなく山の小屋を逃れて自分の家に戻って来た。そうしてある日夫アランはスミスソンとの商談のために快走船に乗った。それはナタリーとその仲間の者共の遊び船でアランは体制のいい囚われの人となった。彼は遅れる由を妻に打電した。ジョアンは図らずも夫がナタリーと共に船にあることを知り痛める胸を抱いて父の家に身を隠した。無電でかくと知ったナタリーは姉を完膚なきまで侮辱しようと船上の愚連隊を引連れて姉を襲いアランを誘惑するのは朝飯前だと放言した。許し難い暴言と暴行とに怒心頭に発したジョアンは乗馬鞭を取ってナタリーを無感覚になるまで撲り据えた。嵐が起って海岸の町には被害があった。ナタリーと愚連隊は命からがら逃れた。ジョアンは改めて平和な新婚旅行に赴いた。

今日は映画何の日?

注目記事