「群盗の宿」のストーリー

ゴールド・ラッシュの頃血気の若者トム(バリー・サリヴァン)は、いんちき賭博で無一文になりゴールド・シティで強盗を働いて投獄された。獄中で彼はモーガン(ブロデリック・クロフォード)という強盗の親方と知り合い、ともに脱獄してモーガン一味に加わった。だがモーガンの部下たちはトムを快く思わず、トムは1人で金鉱会社を襲った。そこに勤めていた女ジュリイ(マージョリー・レイノルズ)はトムに好意を抱いた。彼は彼女にまとまった金を得たら一緒にサン・フランシスコに行こうと約束した。トムとモーガン一味は次々と悪事を重ねたが、トムは自分の分け前が少ないことに不満を持ちはじめた。ある大仕かけな強盗の後、一味は散ってツームストンのブラウン亭で再会することになった。トムとジュリイは結婚し、2人連れだってブラウン亭に来てみると、モーガンはジュリイが仕事の邪魔だと怒った。トムは分け前を貰ったら一味と別れると告げた。モーガンの部下は、トムを除けものにして盗品を山分けしようとして、トムに殺された。今度はモーガンが独り占めして逃げ出そうとしたが、これもまたトムのため殺された。意気揚々ジュリイの元に帰ったトム自身も、盗んだ馬に乗っていたため殺されてしまった。