「あずきちゃん」のストーリー

野山あずさ、通称あずきちゃんは、転校して来た勇之助くんに恋心を抱く小学校5年生の女の子。バレンタインに手作りチョコをプレゼントして、彼に気持ちを伝えようとするが、勇之助はなんとライバルのヨーコの別荘へスキー旅行に行くことになっていた。14日に渡せなければ意味がないと嘆くあずきだったが、あずきの弟・だいずもヨーコの別荘へ呼ばれ、勇之助がだいずを迎えに来てくれるということがわかった。ということは、あずきは朝、勇之助にチョコを渡すことが出来る。早速、かおると手作りチョコに挑戦するあずき。ところが当日の朝、だいずを迎えに来たのはかおるが想いを寄せるケンちゃんだったのだ。勇之助は、用事が出来て後から合流することになってしまったらしい。ガッカリするあずきは、やはりチョコを渡し損なったかおると落ち込む。だが、そんな二人に、雪国の駅の勇之助から電話が入った。待ち合わせの時間になっても、ヨーコたちの車が到着しないらしい。心配になったあずきたちは、担任の先生の車で一路ヨーコの別荘へ。車の事故で立ち往生してしまったヨーコたちは、遅れて別荘に到着していたことが分かるが、今度は勇之助が行方不明になってしまう。勇之助は一人で別荘へ向かっているうち、道を見失ってしまっていたのだ。勇之助を探すあずきたちは、だいずの持っていた花火で合図を送り、無事、勇之助に会うことができたのだった。そして翌日、あずきはゲレンデで勇之助にチョコを渡した。