「クロスボー作戦」のストーリー

1943年初め。ロンドンの連合軍情報部に、ドイツが新しい秘密兵器開発中との情報が入った。英首相チャーチルは早速その調査を軍需大臣代理のサンディス( リチャード・ジョンソン)に命じ、この仕事を「クロスボー作戦」と名づけた。写真解明係などの協力で秘密兵器の存在を確認、連合軍は極秘調査に踏みきった。この特別任務に米陸軍中尉カーティス(ジョージ・ペパード)、オランダ海軍兵曹ヘンシャウ(トム・コートネイ)、英ロケット科学者ブラドリー(ジェレミー・ケンプ)の3人が選ばれた。彼らは死亡または行方不明者の身代わりとなって潜行した。ヘンシャウは警察に追求されていた男に化けたため殺人犯として、銃殺された。カーティスも彼が身代わりになっている男の妻ノラ(ソフィア・ローレン)の来訪をうけ、面倒なことになったがノラもこの作戦の犠牲にされた。カーティスとブラドリーは地下30メートルに造られたロケット工場に入り込んだ。そして、ニューヨークをも攻撃可能の最新兵器V10号ロケットが完成、攻撃準備が進められていることを知った。すぐその開始日をロンドンのサンディスに急報し同工場爆撃をせきたてた。その日、2人は地下工場を連合軍の爆撃にさらすため、発電所を襲った。その目標に連合軍は猛烈な爆撃を加えた。2人も運命をともにしたのだった。

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