「代打教師 秋葉、真剣です!」のストーリー

秋葉真剣は暴走族の頭だった従兄・真介の奔放な生き様にあこがれ、校内暴力の嵐の中で成長した。私立東新学院に代打教師として就任した真剣。数多くのスポーツで全国大会出場、一流大学進学率も高い文武両道の名門校だったが、その裏でスポーツや学業で落ちこぼれた生徒たちが送り込まれるZ組というクラスがあった。Z組の生徒を自主退学に追い込んだら教師として正式採用するのを条件にZ組担任を命じられる真剣。失格者の烙印を押された生徒たちは希望のない無気力な毎日を送っていた。彼らの一部はアメカジ不良グループ『ボトムズ』を結成しディスコにたむろしてケンカに明け暮れていた。真剣は彼らを更生させようと情熱を傾けるが彼らはなかなか心を開こうとしなかった。自信を喪失してしまう真剣だったが、そんな彼の前に大学時代の恋人で文部省の官僚として高校の査察にやって来た久美が現れる。真剣は久美の励ましで再び体当たり授業を行うのだった。そんなある日、暴走族『柴電連合』を相手に大ゲンカを繰り広げるボトムズ。駆けつけた真剣は自らの身体に火をつけてケンカを止めさせ、彼らの心を掴むのだった。だが平和な空気を快く思わない薬の売人・辻とボトムズのライバルチーム『ドリームズ』の瀬上は、ボトムズのリーダーである広樹、そして真剣に襲い掛かってくる。広樹と瀬上は共にラグビー特待生として入学し将来を期待されるラガーだった。だが、広樹の才能をねたむ瀬上に試合中に肩をつぶされた広樹は逆上し、瀬上をナイフで切り付け、Z組に落ちたのだった。そして、このケリを再びラグビーで着けることになった。名門ラグビー部との試合で、勝てばZ組は解散し元のクラスに復帰、負ければ全員自主退学。そして、試合は始まり、その死闘の末、Z組は勝利を手にするのだった。