「クマのプーさん(1966)」のストーリー

広い森に住むクマのプーさんは、背は低いのにまるまると太っていた。今日も美容体操に懸命であったが、急に空腹をおぼえ大好物のハチミツのつぼを開けてみた。中はからっぽ。折りしもミツバチが飛んで来た。しめたとばかり後を追ったプーさんは、木の上にハチミツいっぱいの巣を見つけた。だがもうひと息のところで枝が折れ、まっさかさまに落下してしまった。一方プーさんと少し離れたところには、クリストファ・ロビン坊やが動物たちと仲のよい生活を送っていた。そこへやって来たプーさんは、ロビンに風船を貸してもらい、それにつかまってミツバチの巣まで浮かび上がった。そしてミツを食べ始めた。怒ったミツバチは女王バチを先頭に一団となって、プーさんを襲撃してきた。ついに風船に穴をあけられ、またまた墜落、下にいたロビンもハチも攻撃のまととなった。腹のへったプーさんは、やっと友だちのウサギの家を訪ね、たらふく御馳走にありついた。ところが大きくなった腹が邪魔で出口から出られない。お昼になっても夜になっても抜けられず、翌朝になってやっと、ロビンや動物たちの助力で飛び出した。あまり強く引っぱり過ぎてプーさんの体は空中に舞い上がった。そしてハチミツいっぱいの巣に飛び込んで行った。