「虐殺の河」のストーリー

南北戦争が終わりを告げた頃、インディアン居住地区と境を接した騎兵隊の中に、3人の親友将校がいた。下士官出身のラリィ(ガイ・マディソン)、東部名門の息子フィリップ(ロリー・カルホーン)、連隊長の息子で陸士を卒業したばかりのランディ(ジョニー・サンズ)である。ラリーとフィルは共にランディの妹キティ(キャシー・ダウンズ)を愛していたがキティはラリーを選び2人は婚約した。ところがその後ラリーはバーク・キムバーの経営する賭博場の名物女ローラ(キャロル・マシューズ)と知り合い、互いに心惹かれるようになった。しかしキムバーがローラを傷つけようとした事からラリーは彼を殺してしまい、軍籍を捨てざるを得なくなった。ローラも後を追い2人は新生活を求めてコロラドに去った。ランディは妹キティを捨てたラリーの不実を怒って後を追い決闘を挑むが、ローラはラリーをかばおうとしてランディを殺してしまった。一方フィルはラリーがランディを殺したと信じて追跡し、決闘をはじめるが、これを白人の野牛狩と勘違いしたインディアンの襲撃を受けた。ローラはインディアンの弾丸を受け、ランディ殺害を告白しつつ恋するラリーの腕の中で死んだ。かくて孤独のラリーは西部開拓に新生活を求めてひとり旅立ち、キティはフィルに抱かれることになったのであった。