「機動部隊」のストーリー

海軍少将ジョナサン・スコット(ゲイリー・クーパー)は長年航空母艦の育成に勤め、今その職を去ることになった。1921年、スコットはリチャード少佐(ウォルター・ブレナン)やランキン大尉などの熱心な海軍士官とともに給炭船を改造した米海軍最初の航空母艦ラングレイに乗り組み65フィートの甲板で着艦練習をした。5年後、スコットとリチャードはワシントンの海軍提督邸に招待され、その席上ジャーナリストと飛行機の将来について論争した結果、スコットは上官に忌諱されてパナマ運河地域の陸上勤務に左遷された。しかし、その招待で彼は戦友の未亡人メイリー(ジェーン・ワイアット)と知り合った。1929年、2年の陸上勤務の後、彼は旧知のリチャードもいる最新空母サラトガに乗船することになり、スコットはここで最新の航空術を学んだ。1931年には艦隊行動が開始され、パナマ運河水門で行われた演習でスコットは負傷して入院したが、見舞いに来たメイリーはついに彼と結婚することになった。少佐となったスコットは兵学校の教官に任ぜられ、航空の講座を担当したが、教授方法の点で上層部の反対をうけ、絶望して軍を退き民間の航空機会社に勤めようとしたが、メイリーの言葉で思いとどまった。1941年太平洋戦争が始まったとき、スコットはマッキニー(ウェイン・モリス)とともにエンタプライスに乗り組んだ。ミッドウェイ海戦に生き残ったスコット大佐とリチャード提督はワシントンの上院議会を訪れて空母建造の急を説き、充分な補給をうけて沖縄攻撃に参加、神風特攻隊の猛攻をうけながら目的を果たし、戦闘力を失った艦とともにニューヨーク港に帰り、長年の軍人生活に別れを告げることになった。埠頭には妻メイリーが待ちかねていた。

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