「暁の光」のストーリー

カナダの森の中に養女のニニと共に暮らしていた病身の画家サイフス・ハントウォースがある日カレブ・トマスという男に自分の土地から立ち退けと迫られて困っている時、孤独の生活を送っていたグリーム・オードンという見知らぬ男に助けられた。グリーム・ゴードンとニニとは次第に恋仲になったが、この近くにいたハーフで気狂いピエールはグリームの素性を知っていた。グリームの母はかつてピエールに恋されていたが、画家のサイフスに欺かれてグリームが生まれぬうちに棄てられたのであった。これをピエールはグリームに語って、母の復讐をせよと迫ったので、彼はニニに対する恋、サイラフに対する恩義及び亡母への義務の間に悩んだ。グリームの短剣によって殺されたサイラフの死体が発見されたので、彼は捕らえられたがピエールの自白で全ては判明し、グリームとニニは結婚する。批評ーギルバート氏の個性がこの映画を平凡な森林劇に堕する事を救っている。(ウォールド誌メリー・ケリー女史)