「キッド小船長」のストーリー

メアリー・マクダヴィッシュと彼女の祖父とは本と骨董との店を開いていた。ジム・グリースンという無名の小説家が、彼等と共に住んでいた。ジムはもちろんメアリーを恋しているのである。メアリーの許へ間違って配達された本の中に「海賊の復讐」という書物があった。その本には宝物の隠してあるところが書いてあった。書物の正当な持ち主ウィリー・カールトンはメアリー及びジムと宝を探しに出かけたが、泥棒と間違われて散々な目にあった挙げ句、宝の箱を発見し開いてみると「世界中の最も大きな宝は健康と正直な労働とである」と書いた紙片が入っていた。メアリーは宝の埋まっていたバターフィールド農場を2000ドルで買い、これを鉄道敷設に際しウィリーに2万ドルで売り渡し、ジムの熱烈な愛に真の幸福を見出した。