「極北恋の滑走」のストーリー

ある汽船がアラスカの南部で氷に閉ざされ、そこで冬ごもりするの余儀なきに至った。その船には金満家の船主ジョセフ・ホーンと彼の我が侭娘エリスンと秘書役のロドニーの一行、女賭博師のバートン、旅回りの歌舞劇団のパール及相手役の男優などが乗って居た。ホーンは困り果てバッブと言う極地の毛皮商に頼んで橇を仕立てて貰いトーマス岬まで行くことに成った。ロドニーはパールを連れて行くと主張し、遂にホーン親娘、ロドニー、バートン、パール及び俳優の5人はバップの橇に乗って出発した。途中一行は荒涼たる原野の一軒家で一夜を明かしたが、バップは宵はアラスカ地方でも名うての悪漢で、その夜5人を残し食糧と銃器を奪って逃走した。食を断たれた5人は幾日かの後飢餓に直面した。醜い生に対する争闘が5人の間に起こり、ホーンは金で解決の出来ないものもあることを覚り、娘は父の勢力をもってしても危地を脱し得ぬのを知り、バートンは神の力も彼らを救を得ぬことを自覚した。パールとドロニーとは恋仲と成って居たが、その時救いの手が来て、その代償としてパールをバップの隠家へ送れと要求された。パールは死を決して出掛けたが、バップを殺して帰って来た。彼女は恋人ロドニーを連れて文明の世界へ帰って行く。

今日は映画何の日?

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