「艦長ホレーショ」のストーリー

1807年、イギリスがナポレオン麾下のフランス、スペイン連合軍と戦を交えていたとき、英軍の「リディア」号は太平洋を秘密司令を受けて航行をつづけていた。ながい航海の後「リディア」号はニカラガの海岸に着いた。艦長のホレーショ・ホーンブラワー(グレゴリー・ペック)は、そこにいるスペインの反逆者エル・スプレモに、スペイン軍に内戦を起こさせる命令をし、エル・スプレモはスペイン軍艦ナチヴィダド号をホレーショのために降伏させた。数日後、「リディア」号は白旗を掲げたスペイン船に会い、スペインと英国は1ヵ月前に和を結び、協力してフランスに当たっていることを知った。この船でスペインにとらえられていた英国のウェリントン公爵の妹バーバラ姫(ヴァージニア・メイヨ)が帰国の途にあったが、「リディア」号は、叛旗を翻したナチヴィダド号と交戦し、これを滅ぼした。こうして英国へ急ぐ船上で、バーバラ姫が熱病に倒れ、ホレーショが看病するうち、2人の間には愛が芽生えたが、姫には婚約者があり、ホレーショには妻があった。故国に帰ったホレーショは、妻が子供を生んで死んだことを知り、やがてバーバラの結婚の報も伝わった。ホレーショは新艦スーザランド号の艦長に任ぜられ、フランス海岸封鎖の命令を受けた。ホレーショは一計を案じ、フランス国旗を掲げて敵の港に侵入し、敵艦を潰滅させたが、自らも沈没し、彼は捕らえられて死刑を宣告された。だが、護送の途中脱走し、フランスに拿捕されていた英国艦を取り返して帰還した。彼の家には、1人息子とともに、今は未亡人となったバーバラが待っていた。ホレーショとバーバラは、やっと結ばれるときが来たのであった。

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