「ルパン三世 カリオストロの城」のストーリー

人口三千五百人、世界一小さなカリオストロ公国の田舎道をボロ車でドライブしていたルパンと次元はクラリスという美女を助けた。彼女はカリオストロ公国・大公家に残された最後の娘で、カリオストロ伯爵は彼女を強制的に妻に迎え、公国の権力をひとり占めにしようと狙っていた。ルパンに助けられたクラリスは再び捕えられてしまう。ルパンは、召使いとして城内に忍び込んでいた不二子の手引きで、彼女の閉じこめられている塔に潜入、彼女を連れて逃げ出そうとすると、床が開いて地下室へ落下。不二子が裏切ったのだ。排水口から脱走するが、辿りついたところは、地下の造幣工場。金を必要としている世界の権力者のためのニセ札の製造だ。これが四百年もの間、カリオストロ公国が大国から侵略も受けずに存続していた秘密だった。ルパンは火を放ち、城は火の海となった。しかし、一旦は奪還したクラリスがまたして、捕まってしまい、カリオストロと彼女の結婚式が行なわれようとしていた。伯爵の企みは成功するかに見えたが、大司教になりすましたルパンが登場、伯爵の謀略は失敗に終るのだった。