「野球狂の詩 北の狼・南の虎」のストーリー

プロ球団“東京メッツ”のエース、火浦健は、優勝をかけた一戦を明日にひかえ、ラーメン屋に加代を訪ねる。捨て子の健はヤクザの政に拾われ育てられた。白大雪高校が健の活躍で甲子園の出場をきめた日、ヤクザの息子は退部すべきという意見がPTAから出、政は健のため、ヤクザの足を洗おうとして殺されてしまう。健は父の死に逆上して仇を刺してしまった。二年後、刑を終えた健はグレようとするところを、加代のはげましでメッツにテスト生として入団して立ち直ったのだ。一方“南の虎”阿蘇高校の強打者、王島大介は甲子園で優勝をさらい、タイガースに入団して活躍していた。“北の狼”と“南の虎”の対決に球場は湧いた。しかし、健は大介に球筋を読まれ痛打を浴びる。“なぜ僕の心が読めるのか”と加代を訪ねる健。そして、加代から二人が双児の兄弟であることを知らされた。