「哀しみのラストダンス」のストーリー

第2次大戦のガダルカナルの戦闘で顔にケロイド状の傷を負ったガーネット・モントローズ(マイケル・ビーン)は、戦後バージニア州の人里離れた農場でひとりひっそりと暮らしていた。彼の住む森の向こう側には、かつての恋人ジョージナ・ランス(モーリン・ミューラー)が暮らしていたが、彼は今の自分に愛は無縁と思いながらも、彼女への押さえきれない愛に思い悩んでいた。そんなある日ガーネットは、ポッター・ダヴェントリー(パトリック・デンプシー)という青年と出会った。さすがの彼も、最初はガーネットの顔に恐れを抱くが、次第にお互い心を寄せあうようになる。そして彼のジョージナへの思いを知ったポッターは、彼女への恋文を届ける橋渡し役を約束する。ところがそんな幸せな日々もつかの間、やがてガーネットはポッターとジョージナが愛しあっているのではないかと疑惑を抱くようになる。そしてそれは突然訪れた嵐の夜、悲劇的な結末をもって幕を閉じることになる……。