「家族一連隊」のストーリー

フィル、クラレンス、ビリィ、クリントン、モートンの5人はコールマン陸軍士官学校の生徒で、仲の良い友達であった。彼らは親の事情でこの学校に預けられているのだが、校長コールマン大佐を始め、彼の姪で秘書をしているサリィ、親切な小使ヴィルキンスたちの努力で、皆立派な少年になっていた。フィルの父親はスチュワートといって、探検家であり技師であったが、妻に死に別れたため倅をこの学校に預けておいたのだった。フィルは神経質な少年で、学校の新聞を編集したり、戯曲を書いたりしていた。しかも成績もなかなか優秀で中尉に昇進していた。ところが父親は仕事に没頭して、彼にはほとんど手紙さえもくれなかった。彼はそれを悲しんで、友達の手前嘘は一番重い罪に処せられることを知りながら、父からの偽手紙を書いて友達に見せた。サリィは以前から寂しそうなフィルに同情していたので、父親が彼に関心を持ち始めたものと思って非常に喜んだ。だがとうとうそれは偽手紙であったことが発見され、フィルは中尉から一兵卒に位を下げられることになった。ちょうどその処罰が行われるとき、スチュワートはサリィの電報で学校にかけつけたが、フィルは自責のあまり自殺を企てた。スチュワートは倅の命を救い、その上サリィを愛するようになって2人は結婚し、フィルは幸福な月日を送るようになった。

今日は映画何の日?

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