「風に乗る騎士」のストーリー

母に死別したジム・ハークネス少年は亡き母の墓前に弟のディックを立派に育て上げると誓った。ジムは細腕ながらも一生懸命に働いてディックを学校へ入れることになり、兄弟は成人してから対面しようといって別れた。その頃三本指の怪人を首領に戴く「黒帽団」という悪漢団がこの地方一圓を荒し廻った。ジムはシェリフのレーシーと協力して此の強盗の一味を退治するのに腐心していた。レーシーの娘メイは男らしいジムに乙女心を燃やし、ジムもメイを愛していた。学校にいるとのみ思われていたディックは此の黒帽団の1人であったが彼は何食わぬ顔で学校を卒業したとし、ジムとメイとに出迎えられて帰って来た。其後金塊輸送の駅馬車が黒帽団に襲撃された時ジムは悪漢共を追い散らした末、その1人を捕えるとそれはディックであった。兄弟愛には勝てずジムは弟に正道に立帰ることを誓わせて其筋に突き出すのをやめた。ところがディックはその誓いも忘れて再び賊徒の仲間になっている様子なので、ジムは単身弟を探しに赴いた。そして却って黒帽団に捕えられた。ディックは始めて自分の過ちを悔いて兄に助力して逃げ出した。ところが黒帽団の団長はシェリフの娘メイを誘拐して監禁した。ジムは愛馬シルヴァー・キングの導きでメイが捕われている小屋に乗込み救い出すことが出来た。ディックは悔悟して自白したのでジムに懸けられていた疑いも晴れ、ジムは相愛のメイと結婚したのである。

今日は映画何の日?

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