「影なき男の影」のストーリー

ニック・チャールズは妻のノーラと競馬場へ行くと、殺人だというので大さわぎである。昨日の競馬でワザと負けた騎手ゴレツが、更衣場の浴室で射殺されていたのだ。警部補イブラムスは何の手がかりもつかめない様子だ。その夜ニックはノーラにねだられレスリングを見物する。そして競技よりも興味ある事をいろいろ見聞した。公認賭博業のスチーヴンス・アンド・メイシー商会の事務所に、スポーツ記者ホワイティ・パロウがやって来て、ゴレツ殺害事件で書きたい事を書かなかったのだから1万ドルもらいたいと言ったがもらえなかった様子である。新聞記者ポール・クラークは、メイシーがゴレツにヤオ長をさせバラしたと見当をつけ、恋人モリーがスチーヴンスの秘書なので、金庫のカギを借りて、かれの元帖を取り出す。途端にホワイティと顔を合わせ、元帖の奪い合いとなったが、ポールは倒されて人事不省となり、ホワイティは自分のピストルで射殺される。ポールは容疑者として、モリーと共に警察に連行される。ニックはホワイティの死体を調べ、犯人は第3者だと主張する。問題の元帖も消え失せている。しかしポールのポケットの中には元帖にはさんであった洗たく物の発注表があり、ニックはこれは暗号リストだろうと考える。そして競馬場に赴き、夜で人気のないのをさいわいに、ゴレツが殺された浴室を調べ、排水孔の中からピストルを発見する。ニックは翌日ゴレツ殺しとホワイティ殺しの犯人は同1人だと発表する。ニックは又スチーヴンスの情婦クレアがホワイティと喧嘩したことを聞きこみ、彼女にいろいろ尋ねたが、クレアは口をわらない。ニックはホワイティのアパートを調べ、暖房器に隠されたダイヤの指輪をみつけ出す。偶然そこに現われたクレアは指輪を突きつけられ、ホワイティとは前から関係があり、彼の賭博の借8千ドルの返済用にこの指輪を与えたのだと語る。ニックはさらにスチーヴンスらの代理店をしているベニイがくさいとにらみ、会ってみると、ベニイは防弾チョッキを着ている。そして例の洗濯物の表はベニイが張った馬券のリストだという報告が来る。そこでニックは警察と共にベニイのアパートに行くと、ベニイはい死しており、ストーヴの中にスチーヴンスの元帖が燃えさしになって残っている。ニックは自殺とみせた他殺と断定し、関係者1同を警部補の事務室に集める。そして彼の巧妙な尋問は意外な犯人に尻尾を出させ事件は解決した。

今日は映画何の日?

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