「この胸のときめきを(1988)」のストーリー

ある日、仙台の高校と博多の高校が修学旅行で同じ京都にやってきた。仙台の圭輔と博多の加奈子はペンフレンド。京都でデートするはずだったが、加奈子には鉄人というボディガードがついており、圭輔は実は偽って友人・喜一の写真を加奈子に送っていたのだった。喜一はなんとか加奈子と二人なることができた。一方、京都の女子高に通う紀子は親友メロンのアドバイスで憧れの翔にアタックするが、彼が年上の女をバイクに乗せているのを見てしまう。失恋した紀子と圭輔が出会いデートすることになった。加奈子に惚れている鉄人は名前を偽っている喜一が憎い。翌日、ふたりは喧嘩になり、ふとしたことからチンピラの服を汚してしまう。ふたりは人質に取られ、喜一は一〇〇万円の身代金を都合するハメになった。メロンの父が俳優だったことから本物のヤクザを演じてふたりを助け出してくれた。鉄人は加奈子に気持ちを打ち明け、紀子も翔の相手が姉とわかってほっとした。それぞれの恋に決着がつき仙台と博多の高校はそれぞれ京都を去っていったが、これはすべて文学少女メロンの夢だった。