「パイレーツによろしく」のストーリー

黒猫と暮らす大学生の上杉透は、一年程前から毎週Mr.パイレーツの不思議な海賊放送を聴いていた。親友の明はコンピュータのプログラマーだが一風変わった男で髪は脱色し、服装は一年中変えることなく、また女に興味を示さなかった。透と明は少女漫画家のあすかと出会い、奇妙な三角関係が起こった。彼女は3人の関係を元にして「ホワイトエンジェル」という漫画を書いている。ある夜、透とあすかは、明の秘密の部屋をのぞいてみた。そこは観葉植物がおい繁り、椅子には全裸の少女の人形があった。明とあすかは共同でシミュレーション・ゲームのソフトを開発中だったが、仕事上の意見は対立していた。あすかは明を愛していたが、愛されていないのは感じていた。透は長田仁というテロリストの少年と知り合い、“ビュルガーブロイケラー”という店に行った。そこには真里子という元全共闘のママと、ファッション喫茶で働くマチルダという美少女の妹がいた。あすかの弟子のアコが漫画家としてデビューすることになり、その店でパーティをした。シラケ世代の透はある晩、真里子と全共闘のことで言い合いをした。実はMr.パイレーツは真里子のかつての夫で全共闘だった。しかし、彼はいざというとき仲間を裏切って逃げたのだった。真里子は透にその男の面影を見ていた。仁がとうとうテロを実行に移し、明は観葉植物の部屋で弱った体を横たえ、あすかを抱いた後、息絶えたのだった。

今日は映画何の日?

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