「海底マラソン」のストーリー

ニューヨークのゴム製品会社の発送係ジョー・ホルトはロサンジェルスにいる伯母が遺産を残して死んだという通知を得て、全貯蓄を投じて行ってみると、遺産というのは一文の値打もないものだった。困った彼は幸いにもあるホテルに就職することが出来た。カタリナ島の遠泳のマネジャーの娘アリス・ブランドンはカナダの遠泳選手ジョー・ホルトを探しにロサンジェルスへやって来て、姓名が同一なので鰐口のジョー・ホルトを選手と思い込みカタリナ島行きの汽船に乗せてしまう。ジョーは自分は泳げないと懸命に説明したが人々は冗談だと思い込んで信じて呉れない。彼はアリスに恋をした。アリスは彼に勝たせたい一心である。ジョーはある日彼の競泳の敵手が乗っていたモーターボートに間違いで乗り、木材に衝突して転覆した時、彼は敵手の髪の毛と木材とを両手でつかみ、怪我の功名で敵を救ったので、見ていた人々に称賛される。ジョーは負傷したと言って、遠泳の始まる予定時刻まで寝ていたが、遠泳は彼のために延期されて居た。昔の彼の同僚が、新発明の沈まぬ保証付の水泳着の着用をジョーに勧めに来た。ジョーはとに角恋するアリスを喜ばせるために、この水泳着で遠泳に加わる。アリスはモーターボートで付添って来たが、彼女が彼の水泳着を特別のに替えたと言ったので、ジョーは吃驚して沈んだ。しかし彼は浮び上った。彼女は沈まない保証の水泳着だと説明する。安心したジョーは力泳する。決勝点近くでジョーは藻草に足を取られて沈んでしまう。人々は彼の敗北かと思ったが、ジョーは敵よりも前にひょいと浮び出て勝って了った。腕を挫折して遅れて来た本物の水泳選手のジョー・ホルトは、ジョーを偽者だと言ったが、人々はジョーが泳いで勝ったことを認めて彼を英雄に祭り上げる。かくて鰐口のジョー・ホルト君は月桂冠を獲たのみならずアリスの愛をも勝ち得た。

今日は映画何の日?

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