「恋人たちの食卓」のストーリー

台北。一流ホテルの名シェフだったチュ氏(ラン・シャン)は、男手一つで3人の娘を育ててきた。長女のチアジェン(ヤン・クイメイ)は高校の教師、次女のチアチエン(ウー・チェンリン)は、航空会社に勤めるキャリア・ガール、三女のチアニン(ワン・ユーウェン)は、アルバイトに忙しい大学生。日曜日には家族全員が集まり、豪華な特製料理を囲むのが一家の習慣だったが、娘たちはこの晩餐が重荷で、ある日曜日、味にうるさい次女は父の味覚が衰えたと非難する。コックになりたかった彼女は、父に女には無理と道を絶たれたことを今でも恨んでいた。そんな折、小学生の娘と二人暮らしの隣人・チンロン(シリヴィア・チャン)の母で、未亡人のリャンおばさん(グァ・アーレイ)が米国から帰国。父のよい話相手になるのではと期待する三姉妹にも恋の季節がやってくる。差出人不明のラヴレターに、長女は新任のバレーボールのコーチ、ミンタオ(ルー・チンチョン)からだと胸をときめかす。次女は本社から来たエリート社員のリーカイ(ウィンストン・チャオ)にひかれる。三女はボーイフレンドのクオルン(チェン・チャオロン)とデートする。日曜日の晩餐の席で三女は「子供ができた。彼と暮らすわ」と爆弾発言、さっさと家を出た。一方次女はリーカイを大学時代に姉をふった男だと疑うが、それは姉の妄想だった。混乱した彼女は年来の恋人の元を訪れるが、彼には別の女がいた。件の長女のラヴレターは生徒のいたずらと分かり、悔しくて泣きじゃくる彼女をミンタオが優しく慰める。次の日曜日の晩餐、長女は「ミンタオと今朝、教会で結婚した」と告げ、彼女も家を出て行った。数週間後の日曜日。娘たちと夫たち、チンロンとリャンおばさんも招いての晩餐会で、今度は父が「チンロンと結婚する」と爆弾発言。さらに数カ月後の日曜日。近いうちにアムステルダムヘ支社長として旅立つ次女が、晩餐の準備をしている。次女のスープを口にして、チュ氏は味覚が戻ったことに気づく。父と娘は優しく手を取り合った。

今日は映画何の日?

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