「再見のあとで」のストーリー

カメラマンの顧顔(クー・ヨウ)は、カナダ留学に出発する妻を見送るために空港に来ていたが、見知らぬ男に昏倒している女をゆだねられ、病院へ連れて行かなければならなくなった。彼女は周雲(シュイ・フアン)という名前で、流産していた。数週間後、顧顔は周雲の家を訪ねた。周雲は先に旅立った夫とのアメリカでの生活を楽しみにしていた。出国する気のない顧顔は、周雲に批判的だった。一年が過ぎた。女との遊びの帰り、偶然地下鉄で周雲と遭った顧顔は、出国間近の彼女のために北京の名所旧跡で記念写真を撮ってやることにした。周雲はお礼として彼を日本料理店に招待した。さらに一年後。顧顔は妻に年越しの挨拶をしようと電話を掛けたが、妻は不在だった。周雲も同じころ夫に電話をしていたが、やはり不在で話をすることができなかった。顧顔と周雲は二人で大みそかを過ごし、五日間ほど夫婦のように楽しく暮らした。休日毎に夫婦ごっこをすることを約束したが、二か月後には周雲にビザが降りた。周雲とのお別れパーティーを用意しているとき、顧顔の妻の離婚代理人がやってきた。無表情で書類にサインする顧顔。そして周雲の出発の日、二人の別れがやってきた。