「クリストファー・ウォーケン 流血の絆」のストーリー

フランスマフィアの大物、レイモン・ビトゥーン(ロジェ・アナン)が刑期を終えて出所した。引退して静かな余生を願う彼は、まっとうな商売をしている息子モーリス(リシャール・ベリ)のいるマイアミへ向かう。再会の喜びも束の間、彼は息子がドラッグの金のロンダリングをしていること、そして巨大総合娯楽施設を作るためにコカインの密輸に手を出そうとしていることを知る。モーリスは麻薬カルテルの代表であるパスコ・メスネル(クリストファー・ウォーケン)に援助を求め、パスコはインディアンと呼ばれる密売人を紹介する。だが、インディアンは10年前に死んだはずのレイモンのファミリーの反逆者、ロラン・ビトゥーン(ジェラール・ダルモン)だった。ロランの復讐により経営者ルモニエ(ジャン・フランソワ・ステヴナン)が殺され、モーリスは司法当局に告発された。パスコは密輸に失敗したコカインを要求し、配下に命じてモーリスを誘拐した。レイモンは息子と残された一族を救うため、パスコに戦いを挑んで敵地に乗り込む。モーリスを眼前で殺されたレイモンは、死闘の果てにパスコを倒した。