「炎の大捜査線」のストーリー

刑事ウェイ(レオン・カーフェイ)の目前で、恋人の父親である警察署長が殺された。事件直後に爆死した犯人の指紋は、2年前に処刑されたはずの囚人のものだった。ウェイはその謎を解くため、犯人が入所していた、別名悪魔島と呼ばれる極悪囚人の巣窟、“火焼島”に自ら入獄する。同じ頃、恋人を殺したヤクザを刺殺してしまったロン(ジャッキー・チェン)、ロンに殺されたヤクザの兄ピンバル(アンディ・ラウ)らが次々に入獄、息子に会うため脱獄を繰り返している気のいい男キア(サモ・ハン・キンポー)らもいた。弟の仇を討とうと、ピンバルとロンは死闘を繰り広げ、重傷のまま独房に入れられてしまう。再び脱獄を企てたキアはまたも失敗、一緒に脱獄を図った仲間のクイ(ジミー・ウォン)は銃殺されキアも処刑を言い渡される。また、仲間を殺され看守を撃ち殺したウェイも銃殺刑を命じられる。だが、こうして死んだはずの4人は、マニラ空港で再会する。彼らは監獄で死亡したと処理され、麻薬組織のボスを暗殺すべく狙撃手として蘇ったのだ。暗殺は成功し、4人は用意されたジープで逃走しようとするが、そのときウェイの頭をあの事件がかすめ、皆に飛び降りろと叫んだ。案の定、途端にジープは爆発。すべてが黒幕に仕組まれた罠だったのだ。4人は飛行場の管制塔に立てこもり、脱出のための飛行機を要求するが、周囲には完全武装した軍隊数百人が。仇同志であったロンとピンパルの心が通い合い、4人は一丸となって軍隊と闘う。銃撃戦の最中にキアとピンパルは死ぬが、ウェイとロンはウェイの同僚が救出にきたヘリに乗り、無事脱出するのだった。