「勝手口から」のストーリー

幼兄ジャンヌ・ボーダメールの母は、富める米国の紳士エルトン・リーヴスと結婚し、彼女を乳母マリーに預けて住み慣れたベルギーから米国へ渡ってしまう。5年の後ジャンヌの母が取り戻しに来た時、今はベルギーの一農夫の妻となっているマリーはジャンヌを返すに忍びず、彼女は溺れてしまったと語った。6年の後世界大戦が始まった際、マリーはジャンヌに手紙を托して米国にある生みの母リーヴス婦人の許へ送った。ジャンヌが母の家へ着いたとき、彼女は自分の身分を包んでリーヴス家のお手伝いに住み込んだ。そして機智を用いてリーヴスが詐欺師の被害を被ろうとするのを救い、リーヴス夫妻の間の誤解も解き、ついに自らの素性を明かして恋人と結婚する。