「アウトローブルース」のストーリー

ハンツビル刑務所に服役中のボビー(P・フォンダ)は今、間近に迫った出所の日を楽しみに好きな歌作りを楽しんでいた。彼の夢は歌手になり、自作の歌をレコードにすることだった。そんな折、カントリー・ウエスタンの大物ガーランド(J・キャラハン)が、『監獄ライブ・アルバム』を作るため刑務所にやって来、副所長ウォルデン(R・ロックミラー)は、彼にボビーの歌を聞いてほしいとたのむ。最近ヒット曲のないガーランドは、レコード会社のハッチ(M・ラーナー)と仕事の話に夢中だが、ボビーは歌えるチャンスがあっただけで満足だった--。それから数カ月後、出所を目前にひかえたボビーは、自作の歌『アウトローブルース』が、ガーランドの持ち歌としてラジオから流れているのを知る。副所長を通じ抗議するボビーだが、相手は居留守を使い、事務所は『著作権協会に登録済』の一点張り。頭にきたボビーは出所するとガーランドに文句を言いにいくが、全然話にならず、2人は喧嘩となり、拳銃を持ち出したガーランドは、自らの足を撃ち抜いてしまった。そしてこれがたまたまTVに録画され、ボビーは話題の人となる--。やがて、ボビーの逃走生活が始まり、彼はガーランドのコーラス・ガールの1人ティナ(S・S・ジェームズ)と知り合う。もともとガーランドの汚いやり口に反対していた彼女は、ボビーをスターにしたてるべく決意する。2人のキャンペーンが始まった。警察の追求をかわし、レコード店、ラジオ局、酒場などでボビーは歌い、ファンの喝采を浴びる。だが、おさまらないのは警察だ。特に署長のバズ(J・クロフォード)は、次期市長に立候補するとあってボビー逮捕に全力を上げる。しかし、ボビー人気はウナギ昇り。レコードもヒット・チャートのトップになった。いよいよティナの腕の見せどころだ。彼女はボビーの新しいアルバムをハッチに前のシングルと合わせて15万ドルで契約させる。が、アルバム製作中の2人は警察やガーランドの大追撃をふりきり、ハッチにレコーディングしたテープを渡して金を出させる。そして数日後、2人はメキシコで結婚したのだった--。

今日は映画何の日?

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