「女丈夫(1927)」のストーリー

スペイン城に仕えていたアロガン侯夫人は無償の科を被ったコルドヴァ侯を匿ったかとにより、中欧ポルト・リコへ追放の刑に処せられた。欺くて夫人とコルドヴァ侯とが、共に奸臣の策に乗ぜられてポルト・リコに於いて、独力で農園を開拓しその女主人となっている筈のアロガン侯夫人と、ルドヴァ侯とのこの二人の変わった姿を見出すのである。その後、エル・ブランコは夫人の危難を救う為めに負傷し、彼女の邸に引き取られその傷の治療をしている内に夫人と相思の仲となったが、スペインの騎士として生い育って来た彼は夫人に良人あるものと考えて己がつのる情を抑えていた。一方、本国にいる夫人の娘ラスカは年頃となり城主から心進まぬ結婚を強いられて、今更母が恋しく懐かしく、その一念から若い海軍士官に助けられて、ポルト・リコへと渡って来た。ところが、不幸にも、ラスカは上陸後山賊に襲われ捕らわれの身となってしまう。しかし彼女はエル・ブランコの犠牲によって、無事に山塞を抜け出すことが出来、母の邸へと巡り着いた。が、その後間もなく、また山賊の一人が現れてラスカを奪い去らんとしたのを、夫人はエル・ブランコと力を合わせてラスカを取り戻した。この時に始まてエル・ブランコは真人間の生活に立ち返り、夫人に良人なき事をしって、彼女と共に暮らす事になった。

今日は映画何の日?

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