「アイランド(1980)」のストーリー

フロリダ沖に点在するバハマ諸島。釣りを楽しんだ男たちがヨットで帰途に向かった時、突然一隻のカヌーが近づき、一瞬の間に乗客たちを斧で絶滅させた。その光景を奥の部屋でポルトガル人の小間使いが目撃していた……。こうした事件をはじめ、この諸島付近で、過去3年間に600隻以上もの船などが失踪するという記事に興味をもった英国出身の記者メイナード(マイケル・ケイン)は、会社のあるニューヨークから息子を伴ってバハマ諸島に飛ぶ決心をした。13歳になるその息子ジャスティン(ジェフリー・フランク)と到着した翌日に釣りを楽しもうとしたメイナードは、ボートの持ち主であるウィンザー博士(フランク・ミドルマス)という変わった人物にボートを借りた。日も暮れ、帰ろうとした2人の前に、漂流しているゴムボートが迫り、その脇に1人の少女を発見した。しかし、少女を引き揚げようとした瞬間、彼は何者かに襲われ気を失った。気がついた時は、ジャスティン共々捕われの身となっており、数人の男たちに取り囲まれていた。その男たちこそ17世紀にこの近海を荒し回った海賊たちだったのだ。たまたまメイナードの名前が、イギリスの海賊“黒ひげ”を倒した男と同じだったことから、彼はあやうく死を逃れ、逆に、リーダー格のノー(デイヴィッド・ワーナー)に、その子孫と見なされ英雄視された。しかし、船を彼らに襲わせていたのは、数十年前に、この歴史的な生存者たちを発見したウィンザー博士だったのだ。彼は、私利私欲から、その襲わせた船からの盗難品で財産を築いていたのだった。これまで船に乗っていて助かったのは数名の少年たちだけだった。そんな頃、島での爆発を目撃した沿岸警備船がパトロール隊を島に送るが全滅。船で、海賊たちとの戦いが始められた。種族の後継者にしようとジャスティンを伴っていたノーは、結局はメイナードと対決するが、彼はメイナードの銃に倒れた。炎に包まれ海賊たちの姿が消えた時、親子2人はしっかりと抱き合うのだった。

今日は映画何の日?

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