「オラングータン」のストーリー

特種野獣の棲息する原始未踏のスマトラ、ボルネオにおける貴重なる記録を作成すべく、米国を出発した一行はホノルルを経ってスマトラに直行上陸、まず早熟原住民の奇習や怪奇な行動を撮影したが、9歳にして既に母親となる原住民娘のエロ生活は驚異すできものである。さて一行は南洋の大狩猟王でありゴム王であるフォン・ホルトの指導でいよいよ太古の謎に包まれた神秘と戦慄のスマトラ奥地へ進むほどに大地にとどろく大とかげ群、豹、人食い鰐それから珍しい南洋象等の種々な家庭生活を撮影し、続いて大森林に棲息する大猛虎群を生け捕りとなるため経験ある原住民の応援により困難と危険と壮快な大争闘の末、遂に2匹の猛虎を捕獲したが、ことに南洋原住民が最も戦慄するものは賊に「マワス」と称する怪猿オラングータンの飛躍であった。しかるにこの獰猛なオラングータンも己が安住の巣を襲撃する南洋特有の毒蛇を強敵として恐怖するので、この事情に精通するフォン・ホルトはまず毒蛇を狩り出してオラングータンの出現を待つ。この時、探検隊はそこ知れぬ恐怖に怯えながらも最大の興味を持った。かくてオラングータンが毒蛇の侵略を防ぐため出動した留守中探検隊は直ちに子猿を捕らえこれを大樹に縛して親猿の帰来救助を待った。彼が姿を現すやたちまち踊りだした原住民達はこれを取り囲み、数人の犠牲者を出しつつ遂に捕縛する光景を記録した。

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