「親分はお人よし」のストーリー

ジョニイ・ラムはマイアミで賭博場を経営していた。ある日ルシル・サットンしいう上流の娘が賭博しにきたが、彼女は無一文だった。それに同情したジョニイは彼女の宏壮な邸を買取り、ルシルに歩合を払って高級賭博場にした。それが社交界の人気を博し大繁盛だった。ルシルと一緒に暮らすうちにジョニイは彼女を恋するようになった。ジョニイの3人の子分、サラトガ、ビカーボネート及びハニイサックルは親分が社交界の女に逆上せているのを苦々しく思い、ある計画を立てた。そして、ガート・マロイという金持ち蕩らしの女を社交界令嬢に仕立ててジョニイに紹介した。ガートは「字引」マッキニイというインチキ師を伯父のカーステーアス大佐という名目で連れて来た。ところがジョニイはこの計画に乗りすぎ、ガートに惚れ込み、マッキニイに大金を巻き上げられた。ルシルはガート等の素性をすぐ見破ったが、ジョニイの心を傷つけるに忍びず、黙って身を引く決心をした。ジョニイはガートの悪企みを知り、やがて子分達の計画も知った。怒っている彼を慰め、子分達をとりなしたのはルシルだった。こうしてすべてが円満に解決した。非表 L0008