「踊る三十七年」のストーリー

アトランチック・シティーで各生命保険会社の会議が開かれた。ロスマー・ピークとプープ・オグルソープはグット・ライフ社の勧誘員で、会議終了後代理店主アンディ・キャラハンが仕事に不熱心なため叱責された。会議参加の一行がニューヨーク行きの列車に乗ると巡業に失敗したレヴュー・ガールの一団が同じ列車に乗っていた。ロスマーはその中の1人ノーマを自分の会社に就職させる約束をしたが、彼女の朋輩ジェネヴィヴはそれを断った。ノーマが会社の秘書として働いているとそこへジェネヴィヴとサリイが来て、彼女に舞台へ戻ることを勧め、自分たちにはウェザードとヒューゴーという男友達がおり、共同出資者には有名な興行師J・J・ホパートという人がいると話したが、ノーマはそれに応じなかった。この2人の男はホパートを食い者にしている奴らで彼の出資した金を費込んだ揚げ句、病身の彼がいつ死ぬかもしれないと考えて100万ドルの生命保険を契約させることになり、ロスマーがその契約を取った。書類に署名が済むとロスマーは彼が死なぬように親切に介抱する。ホパートを彼を気に入って興行事業の総支配人に任命した。そこでウェザードとヒューゴーは最後の手段にジェネヴィヴを使ってホパートに恋をさせ、血圧が高くなるように仕向けた。ところが2人は本当の恋をしてしまったので、彼女は2人の企みを打ち明ける。ホパートはロスマー・ブープ、ジェネヴィヴ、ノーマ・サリイ等を主役としてレヴューをやる決心をする。蓋を開けると素晴らしい大入りである。ついに日延べをすることになり、ロスマーとノーマ、ホパートとジェネヴィヴの2組は間もなく結婚式を挙げることになるらしい。