音なき警報のストーリー

「音なき警報」のストーリー

消防夫ディック・フェイは美しい若い妻ルシーと睦じく暮らしていたが、下宿人のペリー・ダンはルシーに思いを掛け、家計が不如意で気を腐らしているルシーを口説き、夫が消防に行った留守に駆け落ちしてしまった。ディックは火事場で孤児になった女児を引き取り妻に逃げられた淋しさを慰めて十数年を送った。彼は今や消防班長になり彼の養女ドリナは美しい乙女となっていた。若い消防夫ロム・ブランドは彼女を恋していたがドリナは華やかな生活に憧れ、マダム・セレストの衣装店のモデルとなった。マダム・セレストはディックの妻ルシーの恋名で、女好きのダンは新しいモデル女のドリナに懸想し邪魔な思いを遂げようとしていた。ある夜この衣装店のあるビルディングが火災を起こした。消防隊の中にはディックもトムもいた。消防隊は大活躍をし、火事が縁となってディックとトムとは結婚した。