「男の罠」のストーリー

マット・ジェームスン(ジェフリー・ハンター)は朝鮮戦争で戦友ビンス・ビスケイ(デイヴィッド・ジャンセン)の危ういところを助けてやった。その時戦火の中で、ビンスは奇妙な約束をした。いつかきっと金儲けをするから、恩返しに半分やるというのだ。それから8年。マットはロサンゼルスで、ふしだらな女ニーナ(ステラ・スティーヴンス)と危なげな結婚生活を続けていた。勤めている建築会社の社長秘書リズ(エレーン・デヴリー)に心をよせるマットと、そんなマットを嘲笑するニーナ。そんなところへ、恩返しをしようといってビンスが現れた。ビンスは、コルテスというギャングの一味(アーサー・バタニデス)につけられているとは知らず、マットにうまい儲け口の話をした。中央アメリカのある将軍が、公金を盗まれて困っている。それを取り返したら50万ドルやるというのだ。マットは断ったが、夫婦喧嘩で家を飛び出したマットは、ビンスを訪ね手伝うことを承知した。ところが、将軍の急使が資金を持ってサンフランシスコ空港に着いたら、かすめ取ろうというのがビンスの計画だったのだ。ビンスは飛行場で札束のトランクを奪うや待機するマットの車に乗のせて逃げおおせた。隠れ家はマットの家以外になかった。それを知ったリズは後ろ暗いビンスの新聞記事を送ってきた。マットはようやく真相を知った。折も折、ニーナが泥酔して欄干から墜死した。疑われるのを恐れたマットは、死体を工事中のセメントの中に埋めてしまった。やがてマットにすすめられて札束を持ったビンスがメキシコへ発った直後、マットの家へコルテス一味がのりこみマットをさんざん痛めつけた。この打撃でマットは記憶を失ってしまった。リズのすすめで警察へ出頭したマットは、警官をニーナを埋めたところへ案内した。札束を埋めたと思っていたのだが、掘り出されたニーナの死体をみた彼は正気に返った。マットの口から一切は判明した。一方、メキシコへ逃げのびようとしたビンスは、途中飲み逃げのため警官に撃たれ、すでにこと切れていた。

今日は映画何の日?

注目記事