「春の凱歌」のストーリー

クレマン・マチエ(ノエル・ノエル)は自作の小説「うぐいすの篭」を出版しようと持ち歩くが、恋人マルチーヌ(M・フランセエ)の声援にも拘らずものにならない。彼の友人レイモン(G・ビスコ)は新聞社に勤めて、独断でこの小説も紙上にのせてしまった。さてその小説はクレマンが少年看護所の舎監となった体験記であった。彼は院長の厳罰主義のためすっかりイジケてしまっている子供達の心を和めようと、辛抱強い努力を重ねる。子供のいとこマルチーヌの愛にも励まされて、彼は子供の合唱隊を組織した。これが成功して子供達はすっかり甦った。少年合唱団は評判となり、院長は昇進の口実を得てパリに出た彼の留守、落雷で寄宿舎が焼けた。この時クレマンは校則を破って子供達をピクニックに連れて出ていたので死傷者はなかったが、院長は規則をタテにとって彼を首にした。--田舎の家へ引こんでしまったクレマンの許へ、レイモンドは小説の大成功を知らせた。子供達の合唱に祝福されつつ、やがてクレマンとマルチーヌの結婚式が行われることになった。

今日は映画何の日?

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