「愛馬の功名」のストーリー

トム・ベイリーは罪なくして殺人罪に問われやむなく山の小屋に隠れて愛馬と共に暮らしていた。トムの故郷たるスリー・フォークスの町では競馬会が催されることになったが呼び物の1マイル競争に他の町からでる馬に勝ちそうもないのでシェリフはトムがシルバー・キングに乗って出場するなら1日だけ特赦するという貼り紙を出した。トムは故郷のために出ることにした。当日は赤ん坊品評会もあり審判者になり手がないのでトムが引き受けエスサー・レーシーの弟を一等賞に推した。エスサーの継父マット、ハイティガンは飲んだくれの悪漢で継子が賞金百弗を貰ったと聞いて無理矢理に百弗をエスサーから取り上げた。呼び物の1マイル競争の中途で6時となり特赦の時限が切れたのでシュリフはトムを捕らえようと待ちかまえているとトムは見事勝利を獲トロフィーを取って隠れ家目指して逃げてしまった。エスサーは暴戻な継父の鞭を逃れるべく弟を停車場の駅長婦人に預けてカーソンの町にいる兄を訪れようとした。トムは停車場まで送ってやった。継父のマットは手下を率いて跡を追ってきたのでエスサーを乗車せしめ赤ん坊は一時トムが預かった。エスサーは兄がトムの無罪とマットの有罪の証人であるから連れ戻そうと113列車に乗ってきた。それを知ったマットは駅長を縛り上げ113列車を急行列車に衝突させんとした。トムは駅長が113列車を引き込み線に入れるスイッチを入れるのを見て引き込み線で遊んでいる赤ん坊を救った。113列車の運転手は気付いて急停車をしてこと無きを得た。マットは罪に問われトムが晴天白日の身になった。