「襲われた幌馬車」のストーリー

1875年、北アリゾナ。早く父母に死に別れ、コマンチ・インディアンに育てられたコマンチ・トッド(リチャード・ウィドマーク)は妻子を殺したハーパー兄弟と闘い3人までを射殺したが、残る1人、シェリフのブルに捕えられた。トッドを連れてブルはノーマンド大佐の指揮する移民を乗せた幌馬車隊に加わる。馬車の車輪に縛られ食物も与えられないトッドに、移民のジェニイ(フェリシア・ファー)とビリイの姉妹は同情。大佐にはヴァリンダとジョリイ(スーザン・コーナー)の2人の娘がいてジョリイはインディアンの混血だった。或夜ヴァリンダ姉妹、ジェニイ姉弟それにクリント、リッジと2人の若者達が泳ぎにいった留守、インディアンに襲われたキャンプは全滅、車輪に縛られたまま崖から落とされたトッドだけが奇跡的に助かる。ヴァリンダとリッジは彼を囚人扱いにしたが、ジェリイ達はトッドに味方し、彼の指導で危地を脱出しようと考えた。途中、リッジが蛇を射殺して弾丸を使い果し、その銃声がインディアンを誘き寄せてしまう。現われたインディアン2人をトッドは片づけたが、行手に300以上のアパッチがいると知った。翌日17人の騎兵隊と合流したトッドは、彼らの輸送する弾薬と石油を爆発させてアパッチを退け、一行は無事砦に到着出来た。そこで殺人犯として裁判にかけられたトッドは、ジェリイとビリイの弁護で保釈となり、2人を連れてコマンチ族のもとへ帰っていった。

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